暴走本棚2

物語中毒の9が読んだ本をメモしていく、読了本メモ場です。

シカゴよりとんでもない町

2011.01.23 Sunday 00:56
評価:
リチャード・ペック
東京創元社
¥ 1,995
(2010-11-27)

 新任の牧師一家のおとなりさんは、九十に手が届こうというのにかくしゃくとしているダウデル夫人。近所づきあいはしないし、教会にもいかず、気難しいうえに、なんと武装までしている!魔女のように巨大な鍋でアップルバターを作り、スイカ泥棒に向けては銃をぶっぱなす。そして夏が過ぎ、収穫の秋も終わり、クリスマスの季節がやってきた。だが、クリスマスといえど、ダウデル夫人のたくましい腕から逃れられるものではなかった…豪傑おばあちゃんまだまだ健在。奇想天外にして、心温まる、ニューベリー賞オナー、ニューベリー賞を連続受賞した、傑作シリーズ第三弾。 (内容ブックデータベースより)
■ダウデルばあちゃんにまた会えるとは思わなかった!ブラボー豪腕豪傑トンデモばあちゃん!世間のルールではなく自らの正義を貫くかっちょいいばあちゃんにラブ!>
新年最初の読書がコレなら、今年一年きっといい年になるような気がするぜ!
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去年中の読了本

2011.01.23 Sunday 00:49
■もはや、タイトルのみ列記。

攪乱者
天国旅行
黒と白の猫
キケン
夢酔独言
プリンセストヨトミ
隻眼の少女
僕は長い昼と長い夜を過ごす
激流(上下)
ゾラン・ジフコヴィッチの不思議な物語
ロードマークス
二人がここにいる不思議
所轄刑事麻生龍太郎
こっちへお入り
人間の大地
ちみどろ砂絵・くらやみ砂絵
からくり砂絵・あやかし砂絵
きまぐれ砂絵・かげろう砂絵
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創世の島

2010.10.12 Tuesday 01:30
評価:
バーナード ベケット
早川書房
¥ 1,470
(2010-06)

 時は21世紀末。世界大戦と疫病により人類は死滅した。世界の片隅の島に大富豪プラトンが建設した“共和国”だけを残して。彼は海上に高い障壁を作り、外の世界からこの国を物理的に隔離することで、疫病の脅威から逃れたのだ。同時に彼は、労働者、戦士、技術者、特権階級である哲学者で構成する社会を築き上げる。厳格な階級制度のもと、唯一生き残ったこの島は、人類の新たなる創世をもたらすと思われた。アダム・フォードという兵士が、漂流者の少女を助けるまでは…。そしていま、ひとりの少女がアカデミーの入学試験として、4時間にわたる口頭試問に挑もうとしていた。彼女の名はアナクシマンドロス、通称アナックス。試験のテーマは「アダム・フォード」。無感情な3人の試験官の前で、彼女は“共和国”建国の経緯や、その社会構造、歴史、AI(人工知能)の問題をつぎつぎに解き明かしてゆく…。最後の数ページ、驚天動地の結末が全世界で話題を呼んだ、エスター・グレン賞受賞の衝撃作。  (内容ブックデータベースより)
■上手い。これもファイナルストライクの名作と言えると思う。密室で延々アナックスと面接官が語り合うだけの話なのに、この盛り上がり方はいったいどういうことだ。SF的設定の上で、この世界の謎にだんだん迫っていくミステリでもある。ただ人物が質問し答える、その会話だけで世界が動きスリルが高まる。・・いやあ、上手いなあとため息が出るのだ。そして、最後の最後で「やられた」と思わず天上を仰ぎ見ること請け合い。物語に「技巧」を求める人は必読だ。しかし物語としてスキかというと・・・難しいところ。技巧に長けた物語が人の心をうつとは限らない。この辺同人にからめてちょっともう少し書きたいところだなあ。
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鳩笛草

2010.10.12 Tuesday 01:18
 他人の心を読むことのできる女性刑事・本田貴子は、その能力ゆえにさまざまな試練に直面し、刑事としての自分の資質を疑ってゆく…。(「鳩笛草」)高校生の妹を殺害された兄に代わって報復の協力を申し出た青木淳子。彼女は、人や物を念じただけで発火させてしまう能力を持っていた…!(「燔祭」)超能力を持つ3人の女性をめぐる3つの物語。   (内容ブックデータベースより)
■普段本で読んだ物語のドラマ化など、絶対と言っていいほど見ない私ですが、たまたま手仕事の合間に見た「世にも奇妙な〜」で「燔祭」をやっていたのを見て、発掘して再読。
■全く持って原作のほうがいい。何故「装填された拳銃」というあのキーワードとも言えるセリフを削ってしまったのだろう。それこそが、読者の心に突き刺さるこの物語の核であるのに。ドラマ化して変わってしまうのは当たり前だと思うが、「核」を落としてしまって、同じ物語と言えるのかしら。脚本家はいったいどう読んだのだろうかしら。
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偽書「東日流外三郡誌」事件

2010.10.12 Tuesday 01:10
 十四年前、「東日流外三郡誌」が戦後最大の偽書と呼ばれ、本州最北端の地を巻き込む社会問題にまで発展したのはなぜなのか?擁護派の敵とされながらも、真偽の追及に奔走した東奥日報の記者が真実に迫る。  (内容ブックデータベースより)
■アテルイもそうですが、「まつろわぬ民」を描く物語の周辺には必ずこの本のことがチラチラしていて、気になりながらもなかなか読めなかった本。おもしろかった。
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道具屋殺人事件

2010.09.25 Saturday 00:29
  亮子の夫は落語家・寿笑亭福の助。彼と出会うまで落語と縁のなかった亮子も、最近では噺家の女房らしくなってきた。師匠の山桜亭馬春が脳血栓で倒れてしまって以来、寿笑亭福遊に師事している福の助だが、前座の口演の最中に血染めのナイフが高座で見つかり、大騒動になったことを馬春に相談したところ…。落語を演じて謎を解く!珠玉の三編収録の本格落語ミステリ集第一弾。 (内容ブックデータベースより)
■再読
■ハードカバーで読んですっかり気に入り、文庫落ちを首を長くして待っていたもの。実にいい。謎もよく、登場人物もよく、落語との絡め方もよく、とにかく読んでいてキモチいい!だいすき!美少女探偵者より、ずうっとこっちのほうがおもしろいよ、愛川さん!・・・と思いつつ文庫後書きを読んでさらにじんとなる。作者にとっても起死回生の一作だったのだ。順調に続刊も出ていて嬉しい作品。
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コロヨシ!

2010.09.25 Saturday 00:22
評価:
三崎 亜記
角川書店(角川グループパブリッシング)
¥ 1,680
(2010-02-27)

 20XX年、掃除は日本固有のスポーツとして連綿と続きつつも、何らかの理由により統制下に置かれていた。高校で掃除部に所属する樹は、誰もが認める才能を持ちながらも、どこか冷めた態度で淡々と掃除を続けている。しかし謎の美少女・偲の登場により、そんな彼に大きな転機が訪れ―一級世界構築士三崎亜記がおくる奇想青春小説。(内容ブックデータベースより)
■「鴨川ホルモー」とちょっと成り立ちが似ている。「掃除」が武道である世界を構築してしまうところが。しかしイマイチ綿密じゃないところが読めてしまって残念なカンジ。
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2010.09.25 Saturday 00:16
■再読
■元祖バカミスSFといわれる「ヴォミーサ」をふと再読したくなって引っ張り出した。「アシモフのロボット3原則」を使ったバカミスだ。
■バカミスSFから下品もの、叙情短編まで、やっぱり小松左京ってたいしたものだと思うなり。
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吉原手引き草

2010.09.25 Saturday 00:11
 なぜ、吉原一を誇った花魁葛城は、忽然と姿を消したのか?遣手、幇間、楼主、女衒、お大尽―吉原に生きる魑魅魍魎の口から語られる、廓の表と裏。やがて隠されていた真実が、葛城の決意と悲しみが、徐々に明らかになっていく…。誰の言葉が真実なのか。失踪事件の謎を追いながら、嘘と真が渦巻く吉原を見事に紡ぎあげた、次代を担う俊英の傑作(内容ブックデータベースより)
■再読
■実に上手い。実に上手い。唸る。何度読んでも唸る。
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小暮写真館

2010.09.25 Saturday 00:07
 もう会えないなんて言うなよ。あなたは思い出す。どれだけ小説を求めていたか。ようこそ、小暮写眞館へ。3年ぶり現代エンターテインメント。(内容ブックデータベースより)
■宮部みゆきは、新刊出たら全部読むのだが、今回はちょっと弱かったような気がする・・といいつつそれでもラスト一章は涙どばー。
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